NEWS
2026.08.27

2026年8月27日 nojima T.LEAGUE 女子 日本生命レッドエルフ VS 日本ペイントマレッツ

昨日の黒星が、まだ体育館のどこかに残っている。日本生命レッドエルフにとって、ホーム2連敗は避けたいところ。会場は池田市五月山体育館。負けられない試合、というには少し重すぎる言葉かもしれないが、ベンチの空気はそれに近かった。

1番のダブルスは、笹尾明日香/上澤杏音( 日本生命レッドエルフ)。相手は大藤沙月/横井咲桜(日本ペイントマレッツ)。1ゲームを失い、2ゲーム目も0-3とリードを許す。レッドエルフベンチがタイムアウトを要求したのは、まさにその局面だった。作戦タイムが効いたのか、流れがふっと変わる。笹尾/上澤ペアが11-9と、このゲームを取り返した。勝負は最終ゲームにもつれ込む。ここで見せた大藤/横井ペアの強烈なドライブに、レッドエルフは守りのプレーになってしまい敗戦。マレッツが先制点をあげる。

▲振り抜く両ハンド攻撃で勝利した大藤沙月/横井咲桜

2番、早田ひな( 日本生命レッドエルフ)の登場に、会場の熱が一段上がる。相手は佐藤瞳(日本ペイントマレッツ)。1ゲーム目を5本差で危なげなく取ると、2ゲーム目は互いに一歩も譲らない展開に。マレッツベンチがゲーム中盤でタイムアウトを取り、流れを断ち切りにかかる。しかし早田は動じない。丁寧に、丁寧に返球を重ね、このゲームも奪う。3ゲーム目は早田のペース。流れを渡さぬまま、勝利を確定させた。

▲ストレートで勝利した早田ひな

3番は笹尾明日香、対する横井咲桜。1ゲーム目を横井が先取し、2ゲーム目も7-5とリード。もう横井の手の中にあるかに見えたゲームだった。だが、横井のサービスミスが一つの綻びとなる。そこから笹尾が6連続ポイント。一気にゲームをひっくり返した。3ゲーム目、今度は笹尾が5-0と大きくリード。誰もが決着を予感したその時、横井が表情を変える。1本、また1本と丁寧にプレーを重ね、じわじわと差を詰めていく。気づけば逆転。ゲームカウント2-1。勢いのまま迎えた4ゲーム目は、完全に横井のペースだった。11-3。ゲームカウント3-1でマッチを制し、マレッツがマッチカウント2-1とリードを広げる。

▲接戦となるが、勝利した横井咲桜

4番、赤江夏星( 日本生命レッドエルフ)と髙森愛央(日本ペイントマレッツ)。この試合、バックハンドの精度と威力を増していた赤江が主導権を握る。髙森も持ち前の思い切りの良さで応戦するが、要所を締めたのは赤江だった。ゲームカウント3-0。マッチカウントは2-2。勝敗の行方は、5番のビクトリーマッチに委ねられることとなった。

▲バックハンドドライブ攻撃で主導権を握った赤江夏星

連続出場となった赤江夏星。対するマレッツは大藤沙月。0-0から、赤江が痛恨のサービスミス。だが、動じず次の2本を取り返し、2-1とリードを奪う。ここまでは、赤江の試合だった。しかし、そこから大藤が豹変する。自分のプレーに徹し、8-2。一気に突き放しにかかる。赤江も4-8まで食らいつくが、マレッツがタイムアウトを取ったところで、勝負は決していたのかもしれない。大藤が11-6でこのゲームを、そしてチームに勝利をもたらした。

▲ビクトリーマッチの起用に応えた大藤沙月